Lecture 1:

近くの人と話し合おう!

Instructor: 中野 貴史
中野 貴史

Lecture Content


ここでちょっと実験的なことをします。

今から近くにいる人と「信長、秀吉、家康の三人の中で一番強いのは誰?」というテーマで話し合ってください。

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まず、これは答えがありません。元々この三人が同じ条件で戦った記録もありません。

僕達が学校に通ってた時代は、先生が作ってくれた質問に対しても、ちゃんと答えが用意されてました。しかし、一般社会に出ると答えがない問題に行けども行けどもぶち当たります。

答えがないものを考えなくてはいけない。導き出さなくてはいけない。答えらしきものがたくさんありすぎてどれを選んだらいいかわからない。

色んな意味での答えが、このテーマに関しても無いとも言え、たくさんあるとも言えます。

例えば信長に関しては、その方の答えは信長。秀吉が答えと言う方もいらっしゃるでしょう。

自分が持った答えと違ったとしても、その人にとっての正解はそれ。その違いを認める、受け入れることができるかどうか。もっと大切なのは、何故それを選んだかという理由。それが大切です。

この実験は、その理由までたどり着けたかどうか、ということです。自分の主張・自分の意見を主張するばかりではなく、相手の意見をちゃんと聞き入れることができたか。相手がその答えに至った要因はなんなのか、というところまできちんと聞けたかどうか。

そんなコミュニケーションの実験として、いつも行っているものです。そういうことを意識した上で、どういう風にして聞けばいいのか?

これからご説明したいと思います。