Lecture 1:
はじめに
Lecture Content
株式会社Forevertailの永尾です。
これから内部監査入門のコースを始めます。
このレクチャーでは全体の概要をお伝えします。どのような内容をこれから学習するのか、頭に入れておきましょう。
この講座で学習する内容は大きく四つに分かれます。
一つ目は「内部監査とは何なのか」。公認内部監査人協会の定義を参照しながらハイレベルの概念を理解します。ここではあまり詳細に踏み込まず「ハイレベルな内容」までにしておきます。なんとなくのイメージを得てください。その後に、個別の内容を学習してきます。
二つ目は「内部監査ってなぜ必要?」。従業員が5人しかいない会社に、内部監査は必要なのでしょうか。上場企業では内部監査の機能がなければいけませんが、それは何故なのでしょうか。そういった疑問に答えていきます。
三つ目は「内部監査部門ってどういう組織?」。内部監査人というのはどのような人々なのでしょうか。その性質に関して学習します。更に言うと、内部監査部門内部監査人は、監査される側の人たちから独立的な立場でなくてはならない。客観的でなくてはならないということに関して学習をします。
そして最後に「内部監査の流れ」を学習します。
内部監査も通常のプロジェクトワークと一緒で、PDCAのサイクルがあります。監査の計画を立てて監査を実施し、その後フォローを行います。
内部監査人があなたの職場に現れて、業務の流れを質問したり、資料を依頼する現場作業を既に経験された方もいらっしゃるかもしれません。ただ現場作業は内部監査の一部ですので、その前に監査対象を選ぶ段階があったり、現場作業の後のフォローなどがあります。
以上が当コースの全体像です。学習の準備はよろしいでしょうか?
それではまずは「内部監査とは何なのか?」の学習を開始しましょう。