Lecture 6:

陰を陽で返す

Instructor: 殿村 政明
殿村 政明

Lecture Content


こんにちは、殿村でございます。

皆さんに息抜きとして、短めの笑いのスキルをお伝えします。

皆さん、何か言って「滑る」時があると思います。滑ることを恐れて何も言わない…そんなことがあるのではないでしょうか。

しかし、そんな時のための「滑り止め保険」があります。

例えば、ダジャレを言ってその場が静まり返ったときは、こう言えば良いのです。

「すいません、おあいそしてください!」

これで逃げるわけです。以上、滑り止め保険でした。


本題に入ります。

今日は「空気を紐解く」という講座ですが「陰を陽で返す」ことについてお伝えしたと思います。

「陰の空気を陽に変える」ことは凄く重要です。例えば、営業中にこちらが提示した見積もりを「ちょっとこの見積もり下げてくれないかなぁ」みたいなことを冗談で言ってくる人がいます。

それに対して「上司と相談しましたが…」なんて重い空気で返そうものなら、向こうも変な空気になってしまいます。冗談だったのならなおさらです。

シビアな話ですが、だからこそ「陽で返す」のです。

リアクション・表情・言い方…これだけで全く相手の印象が変わってきます。

向こうも、それなりにドキドキして冗談を言うのです。ちょっと大きなリアクションをしてあげるだけで、ホットな雰囲気作りをすることができます。

これは僕の実体験ですが、東京から「目の前が海」の家に引っ越したときのことです。

海が目の前だと、風の強い日はサッシの部分にとてつもない量の砂が溜まります。

僕はパーソナルトレーナーを入れていて、家に来てくれてトレーニングを行うのですが、彼にサッシが砂で埋まってしまうことを苦笑いで話しました。

すると彼は「海の前に住んでる人ならではじゃないですか!」と言ったのです。

東京でこんなのは味わえることないですよ、という彼の言葉に、僕はモチベーションが更に上がりました。


愚痴みたいな言葉でも、陽で返す。ポジティブに変換して言葉を変えることは、凄いコミュニケーション力と、空気読んでる人ならではの腕ではないでしょうか。